「…………………。」

ヤードって元々は優しい人間だと。
無色時代に一度麻痺して、現在また優しく…って順番。

でもやはり無色の時が長いから実は微妙で、スカーレルと再開した時には多少目が覚めて、昔の記憶とかスカーレルの存在とかあとはカイルやソノラのお人好しで昔の自分に戻った様な錯覚があるけど、実のところは何も変わってない。
スカーレルはそれに気づいてるけど触れない。自分も同じだから。
ヤードも同じ。
同じ様な道を生きてきたから理解出来るし、だからそれ以上にもならない。
理解者にはなれるけど、傷の舐めあいみたいなのがお互いイヤだから。

先生はそんなヤードの事は気付いてなくて。
優しい人間だと思ってる。
自分と同じ様な境遇で(両親が殺されて、とか)、ただ歩んできた道が違うだけだと思ってる。
気持ちは理解できるケド、無色(闇)な部分には気付いていない。
だから先生に惹かれるし、自然と優しくなる。

そんな自分に安心し心地よさを覚えつつ…。

だけど先生が傍に居ない時は生命に対して冷たい時が往々にしてあったり。
人の命と動物の命だったら人の命の方が軽い人。
実は人が好きじゃないのかもしれない。
本人に自覚無し。


とかね。自分の中の話。ちょっとメモ(笑)
ぶっちゃけ先生がいれば優しい人間でいられるらしいです、私の中のグレナーゼは。